07
経理
入社/2022
部門/経理部経理課
Y.N.
部門/経理部経理課
Y.N.
- 入社前に思い描いていた仕事と、実際の仕事にどんなギャップがありましたか?
- 前職でも経理を担当していたので、大きなギャップは感じませんでしたが、想像以上に多様な業務に携われることに驚きました。
この会社では、単体決算や税務申告、連結決算、開示業務など、幅広い業務を課内でローテーションしながら経験できる仕組みがあります。日々の仕訳起票から開示業務まで、一つの会社で一連の業務を経験できたことで、経理としての視野がぐっと広がったと感じています。さらに、連結対象の子会社には海外の会社も12社あり、異文化に触れる機会も多く、日々の刺激になっています。
また、経理というと「一人で黙々と」というイメージがありましたが、実際は同年代の仲間が多く、協力し合いながら和気あいあいと仕事をしています。
責任ある業務に挑戦しながら、仲間と一緒に成長できる環境は、この会社ならではだと思います。 - これまでで一番悔しかった失敗は何ですか?その経験から何を学びましたか?
- 初めて海外の子会社に出張したとき、言語の壁や文化の違いに戸惑い、思うように業務を進められなかったことです。コロナ明けの久しぶりの訪問で、収益認識の改正に関するヒアリングや、連結決算で気になった事項のディスカッション、監査法人とのコミュニケーションなどを上司と一緒に行いました。
しっかり準備したつもりでしたが、国ごとの会計・税務の違いに加え、慣れない英語でのやり取りに苦戦し、思うように対応できませんでした。「自分はもう少しできる」と思っていた分、悔しさが大きかったのを覚えています。
それでも現地の方々は、簡単な表現で何度も説明してくれたり、食事に誘ってくれたりと、とても親切にしてくれました。
その経験を通じて、もっと自然に、そして気持ちを通わせながらコミュニケーションを取りたいという思いが強くなり、今では英語学習を続ける大きなモチベーションになっています。
- 入社してから自分自身が
一番変わったと思う点は
何ですか? - ギャップの質問でも触れましたが、経理としての視野が広がりました。
一連の経理業務を経験したことに加え、グローバル企業ならではの論点にもたくさん出くわし、新たな視点を持てるようになったと思います。
例えば最近では、国際税務に関わる論点で、外国法人側で納めている源泉所得税の日本側での扱いを議論する機会がありました。
そもそも外国法人側はどのような根拠で源泉徴収しているのか、それに対する日本側の見解はどうか、見解の不一致と思われる場合にどう対処するか。「こうすればリスクを0にできる」「こうすれば損はしない」という絶対的な答えがないからこそ、どのように・どの程度リスクを低減するか、関係者と議論を重ねながら結論を導く難しさとやりがいを感じました。
こうした経験を通じて、経理の仕事が単なる数字の処理ではなく、会社の意思決定やリスク管理に深く関わるものであることを実感しました。
視野が広がったことで、より高い専門性と判断力が求められる場面に積極的に関わるようになり、自分自身の成長にもつながっていると感じています。
- 社会人になって、価値観や考え方がどう変わりましたか?
- 社会人になってから、特に「自分を客観的に見ること」の重要性を強く意識するようになりました。
教員時代、あるクラスでうまくいった指導法でも、別のクラスではうまくいかないことがよくありました。そのとき、周囲の先生方が結果が出ないときに自分のやり方を振り返り、改善している姿を見て、私もそれをまねて自分の対応を見直しました。この経験から、状況を冷静に分析し、柔軟に対応する力の大切さを学びました。
この考え方は、今の仕事にも通じています。経理の業務でも、状況や関係者によって求められる対応が異なる場面が多く、過去の経験を活かして「自分のやり方を押し通す」のではなく、「相手や状況に合わせて最適な方法を探る」姿勢を大切にしています。
職場には自分より経験豊富な先輩方が多く、日々の業務の中で「自分と何が違うのか」「どうすればそのレベルに近づけるのか」と考える機会が増えました。
自分の立ち位置を客観的に捉え、成長のために何が必要かを意識するようになったことは、社会人としての価値観の大きな変化だと感じています。 - 社会人になってからの休日の過ごし方はどう変わりましたか?
- 学生時代は、休日といえばアルバイトに明け暮れていましたが、社会人になってからは、休日をより自分や家族のために使えるようになりました。
今は、家でのんびり過ごしたり、買い物やお出かけをしたり、基本的には妻と一緒に過ごすことが多いです。
教員から経理に転職した20代前半は、資格取得のために休日の多くを勉強に充てていました。
フルタイムで働きながらの勉強は大変でしたが、その努力が今のキャリアにつながっています。
20代中盤に今の会社へ転職してからは、結婚や引っ越し、マイホーム検討などライフイベントも多く、休日はその準備や話し合いに充てることもあります。
社会人の休日は、人それぞれの目標や大切にしたいことに時間を使えるのが魅力だと感じています。 - 仕事以外で今一番力を入れていることは何ですか?
- 30歳を過ぎてから体質の変化を感じるようになり、今は健康に力を入れています。妻と買い物に行くときは、いろいろな食材を選んでバランスの良い食事を心がけ、最近はもち麦や玄米も取り入れるようになりました。
また、経理という仕事柄、座っている時間が長く運動不足になりがちなので、ジムにも通い始めました。体組成を測ったところ筋肉量が少ないことがわかり、筋トレも取り入れています。
数年前は自分が筋トレをするなんて想像もしていませんでしたが、今では新しい習慣として楽しんでいます。 - 社内の調整業務で、難しいと感じたことはありますか?
- 社内の調整業務で難しいと感じるのは、部署ごとに専門性や業務背景が異なるため、情報の受け止め方や理解の前提が揃っていないことです。
経理としては制度や会計基準に基づいて判断する場面が多いですが、それが現場の営業部門や海外拠点にとっては馴染みのない内容であることもあり、説明の仕方によっては誤解を生むこともあります。
一方で、他部署の方々が話す内容も、事業の専門性が高く、私自身がすぐに理解できないことも多くあります。そうしたときは、分からないことを素直に聞き、背景や目的を丁寧に確認するようにしています。
調整業務は、単に情報を伝えるだけでなく、相手の立場や業務の流れを理解しながら、共通認識を築いていくことが重要だと感じています。
商社のように多様な事業が混在する環境では、特にその姿勢が求められると実感しています。
- 事務職でも「臨機応変さ」が
求められると感じた瞬間は? - この会社の規模になると、どうしても請求書の提出漏れや突発的な訂正依頼など、イレギュラーな対応が発生することがあります。
また、監査法人からの指摘により、急遽対応が必要になるケースも少なくありません。
そうした予期せぬ事態が起きたときこそ、事務職として冷静に状況を判断し、関係部署と連携しながら最善の対応を取ることが求められると感じます。
大切なのは、こうしたトラブルが起きる前から余裕を持ったスケジューリングを心がけ、万が一の際にも慌てずに対応できる体制を整えておくことです。
日々の業務の中で、臨機応変さと事前準備の両方が事務職には欠かせないと実感しています。
- 他部署とのやり取りで、気をつけていることはありますか?
- 他部署とのやり取りでは、相手の業務背景や立場を理解することを特に意識しています。経理としては、法定の期日や社内ルールなど譲れない部分もありますが、一方で、現場の事情や業務の流れを踏まえて、どこで柔軟に対応できるかを一緒に話し合うことが大切だと感じています。
また、やり取りの中では「言い方ひとつ」で相手の受け取り方が大きく変わることもあるため、伝え方にも気をつけています。
必要以上のことは言わず、相手にとって分かりやすく、前向きに受け取ってもらえるような表現を心がけています。お互いに気持ちよく仕事ができるよう、丁寧なコミュニケーションを大切にしています。 - ルーティン業務の中で、工夫していることはありますか?
- ルーティン業務は、なるべく効率化することを心がけています。
繰り返し行う業務だからこそ、小さな工夫でも大きな改善につながると考えています。あわせて、慣れによる思い込みやミスも起きやすいので、常に注意を払うようにしています。
主にはExcelを活用して作業時間を短縮しますが、複雑になりすぎるとミスのリスクが高まるため、その場合は情報システム部に相談します。
この会社には社内システムがあり、社内エンジニアがいるので、気軽に協力を仰げる環境があり、安心して効率化に取り組めています。 - 事務職として働く中で、自分の成長を感じたエピソードは?
- 事務職として働く中で、自分の成長を実感したのは、知識が蓄積され、業務の全体像が整理されてきたと感じたときです。以前は個別の処理に集中することが多かったのですが、今では業務の背景や関連性を意識しながら、より広い視点で考えられるようになりました。
特に最近では、海外子会社の税務について理解を深めるようトライしています。各国で税務ルールが異なるため、制度を把握するだけでも難しさがありますが、本社側の勘定科目やキャッシュフロー計算書などにも関わる重要な領域であり、子会社側の処理方法に税務が影響しているケースもあるため、積極的に学ぶようになりました。
出張時には、現地の税務の内容も事前に調べておき、より深い質問ができるよう準備するようになったことで、現地担当者とのやり取りも以前より実りあるものになってきたと感じています。こうした積み重ねが、自分の成長につながっていると実感しています。 - 事務職に向いている人って、どんなタイプだと思いますか?
- 向上心があり、変化に柔軟に対応できる人だと思います。
事務職は直接利益を生み出すポジションではありませんが、だからこそ「どうすれば会社に付加価値をもたらせるか」「自分がそのような人材になるにはどうすればいいか」と常に考える姿勢が大切です。
日々の業務の中で、作業の効率化やミスの削減を意識することは、会社全体の生産性向上にもつながります。
また、業務に関する知識や周辺領域について勉強し、自分なりの改善提案ができるようになることも、事務職としての大きな価値だと感じています。
さらに、最近ではAIなどの技術が急速に進化しており、事務職の業務も大きく変わりつつあります。
新しいツールや仕組みに前向きに取り組み、変化をチャンスと捉えられる人は、これからの事務職にとってますます重要な存在になると思います。 - 中途入社だからこそ苦労したことは何ですか?
- 中途入社だからこそ苦労したのは、社内文化や業務の進め方に慣れることでした。
前職でも経理業務を担当していましたが、会社ごとにルールや優先順位、コミュニケーションの取り方が大きく異なります。最初は業務の進め方や判断のポイントが前職と異なり、戸惑うこともありましたが、柔軟に対応することを心がけ、少しずつ自分のやり方を調整していきました。
慣れてきてからは、前職での経験を踏まえて、業務の進め方に対して「こういうやり方もあるかもしれない」といった視点を持てるようになり、場面によってはそれが役立つこともありました。
異なる環境での経験があるからこそ、柔軟に考える力が身についたと感じています。
- 新しい環境に馴染むために
意識したことはありますか? - 新しい環境では、まず相手の立場や考え方を尊重することを意識しました。
前職でのやり方にとらわれず、「この会社ではなぜこうしているのだろう?」と考えながら、背景を理解するように努めました。
また、OJTという形だったので、すぐに答えを聞くのではなく、まずは自分で考えたり調べたりすることを大切にしました。そのうえで、周囲のやり方を受け入れることで、自然と馴染むことができたと感じています。
経理部には中途入社の社員も多く、同じような立場の人がいる安心感がありました。
中途社員向けの研修も用意されていたので、業務の理解を深めながらスムーズに環境に慣れることができたと思います。
- 中途入社でも成果を出すために必要なことは?
- 中途入社で成果を出すためには、まず素直に学ぶ姿勢を持つことが大切だと思います。
これまでの経験に頼りすぎず、新しいやり方や考え方を柔軟に受け入れることで、仕事の全体像や目的がよりクリアになっていきます。そのうえで、自分の経験や強みをどう活かせるかを考えることも重要です。
私の場合は、前職で身につけた数値チェックの方法を応用したり、学習を続けていた英語を活かして海外とのやり取りを率先して担当したりしました。こうした取り組みが、早い段階で成果につながったと感じています。